平均さん、コメントありがとうございます。
数ヶ月前に書いたブログなのに読んで頂いてうれしいです。
「怒り」が発売されたんですか、知りませんでした。。。
それでアクセスがアップしたわけですね、合点がいきました。
確かに腑に落ちない、消化不良の結末でしたよね、
でも、連載当時は朝刊の紙面をめくるのが楽しくなかったですか?
私は歌手にたとえるなら、
この連載は、新曲のリリースではなく、ライブだったんだ、と今思っています(笑)
だから、「迷いながら」書いたんじゃないでしょうか?
終わった直後は、なんか違ったな〜、という感じでしたが、
なのに、今なお読み返している自分がいます。
私は評者でも何でもなく、文学的なこと、技術的なことなど何もわかりません。
面白いか、そうでないか、好きか、嫌いか、でしか言えませんが、
私は嫌いではないです。
最初の頃は、ただストーリーを追っていただけで、
連載の半年分くらいを捨ててしまったことをすごく後悔しています。
時間が経つほどに、あの場面のところをとっておけばよかった、
と思う描写がいくつも浮かんでくるからです。
今でも、です。
これが、
小説家「吉田修一」さんの魅力なんじゃないでしょうか?
本なら思いのまま、一気に読めたかもしれません、
でも、そんな自由のきかない、次はどう展開するのか、
翌朝の新聞をめくるまでのあの時間、
私は、いいライブ、見せてもらったなぁ、と思ってます(笑)
今日の夕方、神保町の三省堂本店で吉田さんのサイン会があったんですね、
惜しいことをしました、プールのすぐ近くなのに、、、知っていたら、柱の陰からそっと見たのに(笑)